人生に正解はない、いやすべて正解

10都府県で、緊急事態宣言が1ヵ月延長されました。
わたしたちの心はさらに揺れています。
自分と似たような思いを抱いている方の声も聞きますし、
また正反対の方の声を聞くこともあります。
 
わたしは、危機的な状況のときほど、
人の思いや考え方に差が出ると感じています。
 
気持ちに余裕があるときは、
直接自分に関わる問題でなければ、
「まあいいか」とか「そういう人もいるよね」とか、
流すことができるのですが、
現在のような世界的危機状態の渦中では、
何をどう選択するかの決定を個々が迫られていますし、
人の決定も他人事ではなくなります。
 
国、または県レベルの選択も、
同じことが言えます。
他国、または他県の決定を参考にしながらも、
自国、または自県の決定を下さなければなりません。
 
現在日本に住んでいる（生まれも育ちも日本ですが）のわたしは、
その中でさらに、自己の行動を選択しなければなりません。
従うのではなく、全体を考えたうえでの自己決定です。
 
民主主義の観点から考えることはそちらの専門家にお任せし、
わたしは心理の観点から、
今は危機状態であることを意識して、
こころとからだを健全に保つことを、
積極的にやっていく必要があると考えています。
 
難しいのは、何が正しい選択なのか、
答えが見えてこないところにあります。
その時最良と思われる方法を取るためには、
説明のつく根拠を探す努力をするしかありません。
 
迷い、悩み続ける人生も同様、
様々な生き方をする人がいる中で、自分は何を選択するか、
度々やってくる苦難に対して、
真摯に向き合っていくことでしかないと考えています。
 
新型コロナウイルス感染症の終息を願う気持ちが、
人類共通の願いであることは間違いありません。